洋菜ものがたり(大木健二)
番外 中国野菜・・140
【豊洲情報】
Kenetsu Narita@queenkingbellさんから
西川さんは中国野菜の栽培研究に度々台湾の農事試験場を訪れ、日本の大学を卒業していた場長から直接指導を受けてから種を輸入、国内で2年間育種したのち商品化に成功しました。
自分が育種、開発した中国野菜が地元農協のブランドで市場に出回り、開発者としての功を掠め取られる形となったからです。畑には鍵は掛けられませんから、その気になれば苗をちょっと失敬するのは簡単。西川さんは品種登録をしていなかったので釘をさすこともできず悔しい思いをしていました。
それだけに、私は中国野菜ブームの影の仕掛け人が西川さんであることを末筆ながら記しておくことによって、少しはその労に報いられるのではないかと思うのです。