やさい太郎の食生活健康ライフ

食と生活を中心に・・・

大阪のマンカ流通グループはどこが凄いのか?

 

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バナ ナの自由化に対応して昭和40年、摂津市にセンターを設立

 

 

私はかつて大田市場の大手仲卸経営者を引き連れて、大阪・大手仲卸の

manka-s-s.co.jp

を訪問したことがある。

 

 

 

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大田市場の仲卸では神田市場の伝統を引き継いできただけに日本一の機能を装備しているという自負があるのだが、もっと視野を広める必要があるということで大阪市場を案内したのである。
                          

そのとき15名の同行者が異口同音に発した言葉が「マンカ流通グループはもう仲卸ではなく、商社ですね!」ということであった。


同グループの歴史は川勝文次さんが個人商店として営業されていたものを、昭和39年12月に株式会社万果として創業されたのがスタートである。


続いてバナ ナの自由化に対応して昭和40年、場外の摂津市に3人の協同で三協が設立され、これが発展して新三協食品流通センターとなった。


万果本社ビル

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全農大阪センターよりも早く流通センターを作ったのである。

万果の凄さはここにある。

 

大田や築地でも昭和40年代に場外に流通センターを設置したところはどこにもないのだ。なぜなら卸にぶら下がっていると飯が食えたからだ。今もこうした意識は変わらない。だから下請機関となった。

しかし流通センターがなければ、本格的な量販店対応などできないのだ。

社 長も創業者の川勝文次さんから、森栄一さん、磯部誠治さん、中川恵次さん、そして同じ姓だが血縁関係はない中川哲夫さんと今井達見さんへと続いてきた。

 

ところで全国中央卸売市場の卸売会社だってファミリー経営の会社が多い中にあって、法人組織を本格的に実践しているところは少ない。

 

いま青果流通業界も急速に集約化が進んでいる。やがて全国中央卸売市場も数カ所に絞られてくるだろう。

そうした意味で今後も万果流通グループをフルラインサプライヤーとして注目しておかざるを得ない。


萬古焼のPRロゴ募集…陶祖生誕300年控え

萬古焼のPRロゴ募集…陶祖生誕300年控え

 

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フェイスブック友人の水野 夏実さんからシェア

 

 

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昨年11月、日本橋の三重テラスで萬古防災土鍋と大矢知ひやむぎのコラボで「四日市STYLE」のお手伝いをさせていただきました。

 

高校時代の友達などなどたくさんの方々にご来場いただきましたが、「萬古焼 って何て読むの??」と何人にも質問されました。

 

その時、BANKOと外国の方々にも読んで貰える表記が必要だなぁ😅😱😊と実感しました。

 

萬古焼はまだまだ全国区ではないのだなぁ、とも思いました。


なのでこのPRロゴ募集はとっても必要な企画だと思います。

 

素敵なロゴがたくさん応募されてくる事、楽しみです。



sp.yomiuri.co.jp




「すばる会員」入会のご案内

「すばる会員」入会のご案内

 

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すばる会員(年会費:24,000円)になりますと、サイトの宣伝、販売先の斡旋もして、さらに検索上位表示にも協力しています。

 

パラダイムシフトが起きているので、これからは生産者も流通業者も販売のスキル磨きをしていかないと、もう生き残れない時代です。

 

市場のベテランせり人が、もう相場が読めなくなっています。

 

企画提案をするどころか、スーパーの若きバイヤーに●●品目を●●量●●価格で納入しろと言われ、ただ必死に集荷しているだけで完全な下請機関です。

 

若いときに販売のスキル磨きを体得しよう!

 

「すばる会員」(年会費24,000円)のお申し込みはこちら!

 

セリシン液の作り方 教えますよ!

Npo法人 日本マルベリークラブからシェア

原三郎さんのプロフィール

 

NPO法人 日本マルベリークラブ

代表理事 President · 2004年6月から現在

桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動

Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry,silk-worm and cocoon.

 

 

セリシン液の作り方 教えますよ!

 

 

 

 

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5年ほど前になると思いますが、IKKOさんが「おネエMANS」と言うTV番組で、お湯につけておいたマユを指にさして顔を軽くマッサージしたんですね。

 

これが大ヒットして、なにせ、マユで軽くマッサージした後、撫でて見るとツルツルのお肌になったいたもんだから、大騒ぎになったんです。記憶しておられる方もあることでしょう。


マユをお湯につけるとマユの成分タンパク質のセリシンがわずかに溶けだして、それが肌に付いてツルツル感を出した訳です。

 

それなら、いっそのこと、セリシンを溶かしだして、それを基礎化粧に使えば良いのではないかとは誰でも考えることですよね。

 

でも、このアイデアはずっと古い昔からあったんです。

 

特に、絹糸を紡いだ後に残るお湯にはセリシンがいっぱい溶け込んでいますから、これで顔を洗うと良いってことは養蚕農家の間ではよく知られていたようです。

 

さて、現在では、セリシン液はどのように使われているのでしょう。探してみたら、ありましたね。純粋のセリシン液、市販されていましたよ。左の写真が市販品です。

 

20ml入りで、価格は税込み8,640円です。

 

すごく高価ですね。当たり前ですよ、、純粋のシルク抽出液ですからね。


ところで、全国で行われているセリシン液講習会で作られているセリシン液ですが、これも純粋のマユ抽出物です。

 

写真右が手製のと言うか自作のセリシン液10ml入りで、材料費は40円ぐらいです。

 

市販品には防腐剤などが入っているかもしれませんが、自作のセリシン液には、マユの成分以外は何もはいっていません。

 

市販品のセリシンの濃度は分かりませんが、自作のセリシン液は約2.5%ぐらいのセリシンを含んでいます。

 

掌に載せた時、流れ落ちない程度の柔らかいゲル状態です。


高価な市販品があるってことは、それなりに効果が期待できるってことですよね。

 

市販品を使われても結構、自作品を使うのも自由です。

 

こんなに高価で効果があるセリシン液、自分で作って見られたらいかがでしょうか。

 

作り方は、お教えしますよ。

 

 時々告知されるセリシン液講習会、全国各地で開かれています。これに参加されるのが、手っ取り早いでしょうね。

 

 

 

季節の先取りとは・・・

食品安全教育研究所・河岸 宏和さんからシェア

 

 

季節の先取りとは・・・

 

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バレンタインも終わらないうちに桃の節句、ひな祭りのエンド展示。

季節の先取りは理解出来ますが、なんかせわしなく、かえって季節感が薄れると思いませんか。

 #河岸宏和 の最新刊「スーパーで買っていい食品 買ってはダメな食品 ―食の現場の
ホントのところがわかる本」


 買い物の参考に是非お手元にどうぞ。

高価なシルク化粧品が自分で安価にできます

Npo法人 日本マルベリークラブからシェア

原三郎さんのプロフィール

 

NPO法人 日本マルベリークラブ

代表理事 President · 2004年6月から現在

桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動

Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry,silk-worm and cocoon.

 

 

高価なシルク化粧品が自分で安価にできます

 

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市販化粧品に「シルク入り」と言うのがあります。

その「シルク」が、実はセリシンなんです。

カイコは口にある吐出口から生糸を吐き出します。それを切って電子顕微鏡で見たのが左の写真です。

実際には、こんな色はついておらず、白色なんですが。わかりやすくするために色付けされています。


赤い部分がフィブロインと呼ばれるたんぱく質で、絹糸になる部分です。

青みがかった部分はセリシンと言うタンパク質です。セリシンにはカイコに由来する様々な有機物が含まれています。

マユを圧力釜で炊くと、セリシンが水に溶けてきます。これが化粧品の材料になっています。自分で作れば、濃厚なセリシン液を手に入れることができ、皆さんの最も関心のあるお肌のお手入れや頭髪の抜け毛を防ぐのに使えます。


シルク化粧品は高価ですよね。自分で作れば100分の1ぐらいの値段で高濃度のセリシン液が手に入るのに、と私は残念がっています。

もしも、自分で作りたいのなら、私宛にメッセージをいただければ、作り方のマニュアルをいつでも差し上げます。

また、グループで作るというのであれば、日本国中どこへでも指導に伺います。


さて、セリシン液が何に効くか、写真右に書かれているのはすでに明らかにされている効果です。


1. 表皮の下にある真皮の細胞に線維芽細胞と言うのがあります。この細胞の増殖にセリシンが効果を発揮します。増殖した新しい細胞は、コラーゲンをせっせと作ります。

 

2. セリシンと言うタンパク質とコラーゲンとは構造が非常によく似ています。コラーゲンと同じようにセリシンは効率よく水分をためて、保湿効果を発揮します。

 

3. セリシンにはメラニン色素を作る酵素チロジナーゼの働きを止めてしまう作用があります。黒ずみを防ぐとともに新しいシミの出現を阻止します。古くからあるシミには、色を薄くしたり小さくしたりします。

 

4. 強い抗炎症作用があります。皮膚の痒みを抑えてくれますので、痒みを伴う様々な皮膚炎に有効です。蚊に刺された時に塗っておくと、その威力にびっくりします。

 

5. 顔に降り注ぐ太陽の紫外線、水分子と反応して活性酸素を作ります。セリシンには様々な抗酸化物質が含まれていますので、活性酸素による酸化ダメージを効率よく防いでくれます。

どうなる大田花きの委託手数料改定

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4月から「委託手数料」8%+「荷扱い料」

 

 

大田花きは2017年4月より花き流通の委託手数料を改定すると発表した。


これまで一律で委託手数料9.5%だったものを下げ、今後は「委託手数料」8%+「荷扱い料」の新料金体制へというわけである。

ところで中央卸売市場の委託手数料率は、2009年4月に自由化された。つまり卸売業者自らが委託手数料を設定して、開設者に届け出る制度となったのである。


だから各卸売会社がその旨を約款に書き込み開設者に届け出すればいいわけで、ここに何の問題もない。

しかし、理解に苦しむのは新たに設置される「荷扱い料」である。

これは消費者のニーズをまったく理解していない首都圏のタクシー業界の初乗りを安くして、距離が伸びるところで稼ぐという料金の改定と方法がどこか似ているようだ。


荷扱い料は出荷箱1口あたり100円とし、一定規格を満たした場合は1口あたり50円と設定されたところだ。

しかし基本的には市場到着までが産地負担分で、あとの経費は卸売会社の経営努力とともに買参者負担の問題だ。

 

ウリにすべきはここのところの合理化だと思う。

経営管理上「手数料」と「物流費」を分けることに異存はないが、物流費をなぜ生産者が負担する必要があるのかという疑問は残る。

なぜなら青果でそんな方式をかりに導入したら、主力産地から袋叩きにあうだろうし、集荷に困難をきたすからだ。


確かに手数料下げ分と荷扱い料を按分すると、産地の品目構成、出荷量、シーズンともからみ一律に判断できない面もある。


しかし、同業他社でこうした産地との摩擦が売上拡大のチャンスだと判断しているところもあるだろう。この成り行きには実施後、注目しておく必要がありそうだ。

 

1990年、中央卸売市場の卸売会社へ



ところで大田花きは1990年、中央卸売市場の卸売会社となり大田市場・花き部に入場した。


花きは1973年の卸売市場法施行令の一部改正により、新たに「生鮮食料品等」に追加され、卸売市場法の対象となったのである。


しかし青果、水産、食肉の食料品と花きのような嗜好品の違いにはまだ大きな開きがある。

たとえば大田市場・青果部では花きのように表日とか裏日の区別はなく「せり上げ」方式や予約取引等で短時間で大量の荷口を処理しているではないか。年間2000億円ほどが取引されているのある。

大田花きの売上は300億円で全国トップの位置づけ。青果では中堅規模にもなり得ない。この程度なら仲卸でも扱うところがある。

 

「セり下げ方式」には思想的欠如が 



ところで大田花きがお手本としたのは、オランダの花き市場であった。


しかしオランダの花き市場の経営母体は生産者団体であって日本の花き市場とは決定的に違うのだ。オランダは経営母体が生産者であるから、自分たちで栽培したものを自分たちで販売してきたという自負もある。


だから取引においては上限を自分たちで決めて「せり下げ方式」を確立し世界に冠たる取引方法を完成させた。


一方、日本では零細な問屋が生産者から預かっている委託物品を、自分たちで判断し「セり下げ方式」にしていいのかという疑問もあるのだ。

青果なら生産者団体に「バカヤロー!」と一喝されただろうと思う。

そうした「せり下げ方式」の発展経過も理解せず、ただたんにオランダのサル真似をして得意がっているのなら救いようがない。さらにこんな問屋の横暴を許してきた日本の生産者団体にも喝を入れたいほどだ。

 

未成熟の花き流通には産地の同意が必要


青果物流通はもう卸売市場法とともに90年の歴史があり、取引も成熟してきているため市場外流通が増加傾向にある。


しかし花き流通はまだまだ市場流通が拡大するだろう。今後は大型の団地造成でさらに生産者団体の力が必要となっている。


そこで主力産地がこの「荷扱い料」に理解を示してくれるかどうかに今後の花き市場の発展はかかっているといえよう。

さらにオークネットのような異業種からの参入業者も、毎年売上を拡大してきていることを忘れてはならないことだ。