このままでは市場流通は危ない
現在、青果の中央卸売市場は全国37都市に49市場あります。
卸売業者は70社。仲卸業者は1,337社あります。
この卸売業者70社のなかで、フェイスブックを社長が活用されているところは、残念ながら青森市中央卸売市場の篠崎 真孝社長お一人です。篠崎社長は毎日、精力的に市場情報を発信されていますのでその姿に敬服します。
しかし69社の社長はフェイスブックとは無縁状態。
ところで市場流通は総流通のなかで、毎年シェアを落としています。
平成26年で36.4%しかありません。
野菜は43%あるものの、果実はわずか24.1%です。
これでは中央卸売市場が価格形成力を失っていると言っても過言ではありません。
市場外流通は日々に勢力拡大していますので、ここで市場流通が奮起をしないと「市場無用論」に拍車がかかるでしょう。